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死んじゃうかもしれない? 『奇祭』美咲町両山寺の『護法祭』に行ってきました [地元周辺のアレコレ]

8月14日に、友達からの半強制的なお誘いにより、『抱きつかれると3年以内に死んでしまう』と言われている、美咲町二上山(ふたかみさん)両山寺で行われる奇祭『護法祭』へ出かけてきました(激汗

噂では、神が憑依したゴーサマ(護法様)と呼ばれる人が、お寺の境内に集まった人の中から不浄な心を持った人を見つけ出し、抱きつくと聞いていました。

また、『抱きつかれた人は3年以内に必ず死んでしまう』と言われ、死の難から免れるには、お祭りの後から行われる祈祷と後日数回行われる祈祷に参加することで、難を免れる場合があるとも言われているそうです。

ただ、その何度か行われる祈祷を完了する前に亡くなることもあり、『祈祷=完全に難から免れる』ものではないとか・・・

今回、半強制的に誘った友達ではなく、他の友達のお父さんの同級生なんですけれど、ゴーサマに抱きつかれて急逝したんだそうです><;


そんな恐ろしいお祭りに半強制的に私を連れてくるなんて、どうかしてると思いません?

もし、私がゴーサマに抱きつかれ、急逝したら誘った友達は罪に苛まれるのではないでしょうか?

それとも『しめしめ、これで面倒な人が居なくなった^^v』と言うつもりなのでしょうか?


誘ってくださった友達曰く・・・

『いやぁ、yayu-changがそれほどまで怖がってるけど、ゴーサマって、本当に怖くないんだから^^』

『あたしなんて、去年は握手してもらったし^^b』

なぁ~~んて、私が怯えていることのほうが不思議・・・って感じでした^^;


そんなこんなで、両山寺へと出かけたわけですが、もしもゴーサマが私を追いかけてきたら逃げる時に困りそうなので、今回の写真は愛機である一眼レフのデジイチデジコちゃんは持って行かず、サブ機のコンデジ太郎くんと携帯カメラで写真や動画を撮影したので、デジコのように鮮明な写真ではないことを先にお詫び申し上げます^^;


P1010120.jpg

ポスターに載ってる絵で、ゴーサマが帽子のようなものを被っていますが、これは紙手(しで)と言う被り物です。
また、ゴーサマは裸足で走り回る(お遊びになる)のですが、燃え盛る手火(てび)と言う大きな松明の上も平気で走り回るんだとか・・・


護法際は14日深夜、24時からなんですけれど、そんな時間に行っていると車を両山寺から相当離れた所に停めさせられるので、早く出かけたほうがいいよ!との助言で、当日20時過ぎに両山寺に到着しました。

帰り道で判ったのですが、車で帰る際、一番遠くに車を停めている人は両山寺から1キロくらい離れた場所に車を停めていました。

両山寺への道は急な坂道の連続なので、そんな場所から会場まで歩いていたら、心臓バクバク息も上がって、ゴーサマに抱きつかれなくても死んでしまうんじゃない?><;なんて思ってしまいました。



02.JPG

両山寺の本堂は現在改築中で、来年3月に完成予定なんだそうです。

写真も撮ったんですけれど、写りが悪いので、今回はUPを見送りました><

やっぱ、デジイチデジコちゃんを持って来ればよかったぁ;; と反省中orz


03.jpg

両山寺には、二上杉(ふたかみすぎ)と言う樹齢約1000年と言われる杉の大木もあります。
写真の左下に少し見えているのが改築中の本堂です。



04.JPG

祭り進行式次第


式次第の中で『一番貝』、『二番貝』、『三番貝』と書かれていますが、これは『護法祭がそろそろ始まります』という法螺貝による合図のことです。

ところで、法螺貝を鳴らすのは『法螺を吹く』とは言わず『法螺を立てる』と言うんだそうです。


津山市の和太鼓グループ・鶴丸太鼓(つるまるだいこ)の演奏、メッチャかっこよかったです^^

05.JPG


護法祭は通常、両山寺境内と境内前の広場で行われるのですが、今回は本堂の建て直し工事のため、境内前の広場で護法祭が行われるようでした。


広場の隅には集会所?があって、集会所の一部がショーウインドウのようになっていたので、見てみると・・・

06.JPG

閻魔様の片目と頬が朽ちて壊れていたので、メッチャ怖い形相となっていました><


閻魔様の横には・・・

07.JPG

奪衣婆(だつえば)が・・・
外部リンク:奪衣婆 - Wikipedia

この奪衣婆なんですけれど、江戸時代末期には閻魔信仰とともに民間信仰の対象になっていたんだとか・・・


ところで・・・

ゴーサマなんですけれど、1週間山籠もりをして身を清めてゴーサマとなる人のことを『護法実(ごほうざね)』と言い、地域の中で住民の信頼が厚く、まじめな方が選ばれるんだそうです。

*護法実の修行とは
1日に5回、両山寺よりも山奥にある龍王池(塩場池)で、21杯の水垢離を行い、山頂など4か所にお参りをするんだそうです。
水垢離と、お参りの時間は、6時、12時、18時、23時、深夜2時の5回。
決まりにより、お参りの間は無言を貫くんだそうですが、一人で真っ暗闇の山中を巡るわけですから、山の中でガサガサなんて音が聞こえたら『わぁぁ~~;;』なんて大声を出してしまいそうです;;


現在の護法実は、30年以上も護法実を勤め上げられ、今では80歳くらいのお爺さんなんだとか・・・

そんなにお爺さんなら、追いかけられても逃げられるんじゃない?

と思いそうな気もするのですが・・・



若かりし頃のゴーサマの写真など
(リンク先にある護法祭の言い伝えの中で『にごり池』の伝説には驚かされました;;)

外部リンク:美咲町ホームページ護法祭ページ

護法実の若かりし頃は、こんなところから飛び降りたら骨折しちゃうんじゃない?って思うくらい高い石垣から飛び降りたりしていたんだそうです><


では『どうして、そんな離れ業のようなことができてしまうの?』と言うのは、護法実に憑依するのは神の化身であるカラスが憑依するからなんだそうです。

なので、祭事が始まりゴーサマが走り回る(『お遊び』という)ときには、ピョンピョンと跳ねたり、カラスが羽ばたくように手をパタパタさせたりもするそうです。


08.JPG

お札にはカラスの絵が

カラスと言えば八咫烏(やたがらす)を思い浮かべる人も少なくないと思いますが、ここ両山寺のカラスは、八咫烏ではなく、普通のカラスなんだそうです。

外部リンク:八咫烏 - Wikipedia




さてさて、現地では・・・
三番法螺が立てられ、護法実を迎えに山頂付近の神社に行列が出かけて行きました。


09.JPG

祭事会場では、手火(てび)と言う大きな松明が二本用意され、ゴーサマがお遊びになっているときは、全ての明かりが消され、この手火の明かりだけが頼りとなります><;;



護法実を迎えに行った一行が戻ってきました><



白装束に身を包み金幣を持っているのが護法実です。
女の子が悲鳴を上げています><;
このときは、まだ神様が憑依しているわけではありませんが、完全に護法実はトランス状態になっています。


護法実に神が憑依する祈祷が唱えられ、完全に神が乗り移ったゴーサマが、そろそろお出ましになります。

ゴーサマが、お遊びになる前、会場内では、こんなアナウンスが流れます。

『ゴーサマが気持ちよくお遊び(走り回る)になっているときに、進路を塞がない』

『カメラのフラッシュを使わない』(フラッシュを使うと抱きつかれる)

『足を引っかけたり、むやみにゴーサマに触れようとしない』

と何度もアナウンスされます。


去年、どこかの新聞記者がフラッシュを使ってしまい抱きつかれたんだそうです><;


そして祭事が始まりました。



動画の奥のほうに提灯が見えると思います。
その提灯のところでゴーサマがお遊びになっています。
動画ではお経のように聞こえていますが、これは神々の伝説が語られているんだそうです。
また、それとは別の場所ではゴーサマ(護法実)から神様が落ちないように祈祷もされているそうです。

見てお解りかと思いますが、80歳くらいのご高齢のお爺さんが走ってるとは思えないくらいの速さで駆け抜けてお遊びされています。

ゴーサマはトランス状態なので、かなりランダムな走りをされます。

また、そのためゴーサマが転ばないように『腰持ち』と言われる方がゴーサマを左右から支えて走ります。

(護法実の若かったころは、腰持ちがついていけないくらいの速さでお走り遊ばれていたそうです)

また、ゴーサマの後方には『警護』と言われる子供たちが追いかけます。


強引に私を誘ったお友達によると『さっきアナウンスがあったでしょ? それさえ守っていれば抱きつかれることはないから^^ 進路を塞がず、フラッシュさえ使わなければ写真だってOKよ^^b』って^^;

また、来場者を逃げ場のないような所まで追い詰めて抱きつくようなこともありません。


今回、ゴーサマは1時間以上お遊びになられました。

(去年は1時間半以上お遊びになったみたいです)

護法祭の終焉は、護法実に憑依した神の化身であるカラスが、お遊びに満足されるまで続くので護法祭の終の時間は決めることができないみたいです。


なるほどぉ~~~~^^;


私の感想としては、『奇祭』であること、『抱きつかれれば三年以内に絶対に死んでしまう』、『人に言えないような不幸な亡くなり方をする』、『誰それ構わず抱きつく』などなど、噂に尾ひれ背ひれがついて恐怖のお祭りって感じになっている部分があるように感じました。

しかし、友達の話では、毎年のようにゴーサマにチョッカイをかけようとする不届きものが現れ、結局抱きつかれてしまうんだそうです。


でも、何もしてなくても、こちらに向かって走って来られた時は流石にメッチャ怖いです;;

一応、逃げませんでしたけれど・・・

ってか、隣に80歳を軽く越えたようなお婆ちゃんが居たので、逃げ道を塞がれて逃げられなかったと言うのが事実なんですけれど><;
(おかげで目の前でゴーサマを見ることができました^^;)

んじゃ、その時の写真は?って?
怖すぎで撮れますか;;;

最後になりましたが、怖いけれど楽しい不思議なお祭りをお盆休みを利用して見に来られてみてはいかがでしょうか?^^;

ただし、ゴーサマに抱きつかれても私は責任を満ちませんからぁ~~~~~^^;


外部リンク:護法祭 - Wikipedia
外部リンク:両山寺 - Wikipedia
外部リンク:両山寺護法祭は、全国でも珍しい奇祭です。 - 津山瓦版
(参考):津山瓦版の記事には2時間ごとに水垢離をするよう記載されていますが、1日に五回で私の記事に書いてあるのが正解で、他にもところどころに誤記があります。


最後の最後に、今年の護法祭の様子がyoutubeにUPされていたので貼り付けておきます^^

岡山の奇祭、走るゴーサマがお遊び 逃げなきゃ不幸に


こう言うタイトルのつけ方が、誤解を招く元になっているような気がします・・・



それでは、今日はこの辺で失礼します。

ヾ(^▽⌒*)ノシ


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